40歳後半でも、母にとっては娘なのね(笑)。
実家に帰れば母の手料理が待っていて、上げ膳据え膳♡
専業主婦だったこともあり、母は基本的には料理は手作り。
夕食にお惣菜を買った記憶が無いのは、、、今の家庭だったら珍しいのかもしれない。
おふくろの味・・・その家ならではの一品。
肉じゃがだのカレーだの。
さてさて、、、そのあたりの定番はフツーの(←こら)味付けだったな・・・。
で、いよいよピンと来たのが、『餃子』。
母は餃子が好き。
だから皮は作らないまでも、外で買ってきた試しがなかった。
具がたっぷりの太っちょニンニク抜き餃子。
私が小さい頃に台所に立って料理を手伝った記憶は、しょうがをする事と餃子の皮を包むことだったな。
母なりに少しずつアレンジは変えていたらしい・・・。
調味料を足したり引いたり、ごま油を回し入れたり、羽根つきにしたり。
でも中身の味はいつも舌に馴染みのある、“いつもの”味。
おかげで私が作る餃子も母譲りの太っちょな、食べ応え十分なヤツなのです。
アイカタに言わせると、味も瓜二つらしい。
舌が覚えちゃったんだから、ねぇ。 (*’▽’)
母は今でもたまに一気に沢山作り、冷凍して我が家へクール宅急便で送ってきます(笑)。
皮って一袋で25個くらい作れるからね~。
自宅で「おふくろの味」が楽しめる訳です。
そして毎回「そーそーコレ!これ!」と舌鼓を打つのです♡。
最近はレシピ動画やCookpadなどで沢山のアレンジ料理が載っていて、「定番の我が家の〇〇」という一品が薄れつつあるのかもしれません。
時短で簡単レシピなんて・・・我が家では大活躍ですよ (*’▽’)
それでも頑なに餃子だけは、、、母の味なんだなぁ~。
お惣菜の痩せっぽちの餃子は、同じ名前の別の料理だと思ってます(笑)
・・・そんな話を母にしたことがあります。
すると、「あらやだぁ~・・・餃子なんて。もっと沢山手の込んだの作ってたのよ、忘れちゃったの?」だって。
はい、スッカリ忘れてる。(‘ω’)
でもちょっと嬉しそうだった。
やっぱり我が家のおふくろの味は・・・餃子で良いらしい。
そうやって、〇〇はウチの味だよね、、、って言えるものがあるのは幸せなんだね。
自然とその人らしさが漂う味。
クセなのかもしれないけど、ソレで「あ、これ〇〇さんだよね!」っていう仕草とか。
他人からマネされてみて初めてそれが自分なんだ~て分かる。
アシュタンガのプラクティスだって、そう。
なんとなく個性というか、その人らしさがそれぞれ出てくるな~なんて。
真面目そう、優しそう、せっかちっぽい、マイペースっぽい・・・。
自分の中無意識なナニカで、良い味になってるのかも(笑)。
ウチの餃子と一緒で、安定の定番の味。
その家らしさでもあり、プラクティスではその人らしさみたいな・・・。
同じ太陽礼拝でも、多分ちょっとずつ違うんだろうな。
何年も何十年も熟成されて、その人らしい一品になるのかな。
母から「あ、この前送った餃子ね、シソ入れてみたのよ、美味しいから!食べて!!」って。
いや、それ、もぉ・・ウチでやってるし・・・考える事も母娘同じらしい。
秘伝のレシピという程でもないけれど、結婚する時に母がレシピを持たせてくれた大切な逸品です。