ヨガの小路を散歩して

アシュタンガヨガの練習日記、ヨガや旅のことなど綴っています

本来の姿が一番良いと思うんです

某商業ビルの入口にある、巨大なクリスタルのクリスマスツリー。

皆さんも煌めく美しさに一歩足を止めて眺めてました。

 

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そんな中、やや離れた通路に小型犬が2匹、小さな箱の上に乗せられた姿。

視線の先には、飼い主さんと思われる若い女性2人が、一心不乱にその子たちとツリーに向けシャッターを切ってました。

あ~インスタね・・・。

 

そう思って通り過ぎ、10分くらいで用を済ませ戻ってくると、まだやってる。

洋服を着せられ、小さな背の高い箱に乗せられた小型犬2匹がちょっと可哀そうに思えました。

背後で飼い主さんを呼ぶような、不安げで切ない「クワ~ン」と鳴く声が聞こえましたが、振り切って後にしました・・・。

 

飼い主さんは10分以上かけて、自分の納得した一枚をインスタに挙げるのでしょうが・・・その犬は幸せな顔をしているでしょうか?ねぇ。

「あ~、あの子も可愛く撮ってもらって喜んでる」なんて、、、いや、完全に人間のエゴですよね。

犬が自分の写真を見て喜ぶワケないっすよ・・・(笑)

寒空の下、知らない場所で沢山の人が通り過ぎる通路、動けない箱の上で置き去りにされ、不安で仕方なかったでしょう。

 

本当に犬が好きな人は、そんな事はさせないだろうな~・・・。

 

そう思うと、人間のエゴの歪んだ姿を見てしまった様な・・・。

その見世物の様におかれた小型犬たち、撮影後に飼い主さん達からその分の愛情を存分に受け取れますように。

 

今の世の中、知らない人や年齢が離れている方に変に絡んでしまうと、〇〇ハラだと訴えられかねないので・・・何もできません。

小さい自分にちょっとがっかりしつつ・・・今は自己防衛の時代ですからね。

 

私は犬や猫なども動物の画像やおもしろ動画が大好きです。完全に癒し。

でも、大抵そういう癒される写真は、動物の「素の姿」の面白さだったりします。

楽しそうに大地を走ってはしゃいでる姿や、無防備に寝てる姿が一番かわいい。

犬が一番犬らしく、猫が猫らしい姿・・・それが一番心に届くのですね。

 

人間だってそうですよね。

着飾って気を張って振舞う姿より、そこから離れて一段落した姿の方が、その人らしさが滲み出て好き。

パーティでシャンパン片手にオシャレンティな上辺の会話より、その後「あ~なんかラーメンが食べたい」って言われた方が、距離が近い気がする。

気の置けない友人とたわいもない会話で盛り上がって、心から笑ってるホンモノの笑顔は、インスタの決め顔よりよっぽど魅力的。

 

私も40歳を過ぎたころから、“人に見られる自分”より“自分が心地良い自分”を選ぶようになりました。

キバるような歳でもないしね~。

「ありの~ままの~姿見せるのよぉ~♪」なんて歌が流行りましたが、はっはっは、そんな感じ。

 

アシュタンガなんてしてるとね、お化粧もほどほどだし、アクセサリーや靴やバックなんて、、、もぉ~ね~。

朝練のあとダッシュで会社へ向かうので、どこ行くの?みたいな大ぶりリュックに走れるフラットシューズ。

翌朝の練習があるから、夜の外出もほぼ皆無、よって機能性重視の服装選び。

それでも皆さん、とっても美しいのですよ。

人工的なもので飾られた美しさではなく、内面から溢れるもの。

ソウイウ モノ ニ ワタシハ ナリタイ (By 宮沢賢治

 

都内で、オシャレな洋服だけじゃなく、アクセサリーやネイルまでしている女優張りな小型犬を見かけます。

原っぱで思いっきり走らせてあげたいと思ってしまいますが、そういう生活をしたことがないセレブ犬ですからね~。

「いや、脚汚れるし、土臭いし、ちょっと無理です」とか、犬から言われそう(笑)。

こうしてあげるのが幸せに違いない・・・って勝手に思うのもエゴかもしれませんね。