ヨガの小路を散歩して

アシュタンガヨガの練習日記、ヨガや旅のことなど綴っています

無かった事には出来ないならば

まだまだコロナ感染の影響下で、出来る事と言えば、感染する・させる事のないよう、不要不急の外出を控えたり手洗い&うがいを徹底していく事。

自分でコントロールできるところは最低限やって行かないとね。

 

いつか、収束した後、元の生活に戻れているかな・・・?

 

いや、正確に言えば、元の(ような)生活に戻れているか?。

全く今のこのパニックを無かった事になんて出来ないんだろうな。

 

3.11の大震災の時もそうだった。

一旦経験したツライ想いや、苦しかった記憶は、無くならない。

東京の私ですら、あの揺れとその後のパニック、停電、ショックなニュース映像、、、、あれを無かった事にして笑って生きていく事は出来ません。

変わらない生活をしているようで、奥の心の恐怖は抱えたまま、変わらない(ような)生活に戻ってきただけ。

東北の方では、まだそこまで回復出来ていることもないかもしれない。

何か今回のような同じようなストレスに晒された時に、消化出来てなかった奥に眠る記憶が一緒に出てきちゃう。

買い占め、SNSでの攻撃、殺伐と互いを罵倒しあう・・・本当は誰もが苦しくて、誰も悪くないのに。

 

規模の小さな話で言えばさ、ヨリを戻すカップルみたいなもんでさ、別れ話をした記憶をバッサリなかった事にしてラブラブになれるのか??

ちょっとマジ喧嘩したら、別れた当時の嫌な感じ思い出すでしょ。経験した事は消せないのよ。

 

全く元通りになんてなれないなら・・・少しでも進化した状態で元通り(っぽい)ところへ行きたい。

経験が消せないならば、それを抱えて、その分・・・優しくなりたいもんよね。

許す、受け入れる、共に歩む、寄り添える心に少しだけパワーアップしていたい。

 

今直面している状況下で何が出来るかしらん?

弱者の人たちに寄り添えているかしら。

発症した人を恐怖の目で見たり、逆に感染源のような非難する目で見てないかな。

(陽性になってから、ばらまくといって飲み屋に行っちゃったオジサンは擁護出来ないけど)

彼らも本当は被害者なんだよね・・・。

 

強い言葉で罵倒するようなコメントに加担してないかな?

最近はツイッター等で強く短い言葉でインパクトを残すのが主流の様ですが、、、、。

匿名だから良いか、、、なんて軽い気持で乗っかってはダメだね。

 

それらの行為は、いつか収束を迎えて立ち直ろうとした時に、心の重石になるのかもしれない。

自分の中でモヤモヤした傷になって残っていくんじゃないかな~。

 

非難される立場だったら、モヤモヤどころじゃない、その傷は一生消えない。

普段の生活に戻った日常になっても、きっと消えない。

 

人を一生傷つけるなんて、罪重いぜ。

 

こういうストレスの多い状況下、捌け口として普段はやらない事をやってしまいがち。

その瞬間はね、もしかしたらちょっとスッキリするかもしれいけど、、、自分の心にも傷がつくよ、きっと。

そしてその傷も苦い記憶と共に消せない・・・。

だからこそ、一層自分の心をFragile(ワレモノ)みたいに丁寧に扱ってあげないと♡

 

元に戻れないならば、、、、せめてもう少し優しい世界に戻れたらいいね。

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(昨日のスーパームーン

 

おかげさまで、強さは結構蓄えております、アシュタンガで(笑)。