ヨガの小路を散歩して

アシュタンガヨガの練習日記、ヨガや旅のことなど綴っています

分からないと言える強さ

年齢やら肩書なんか色々付いてくると、「知りません」「分かりません」が素直に言えなくなってきます。

カッコつけたくなっちゃうんでしょうね~。

 

特に専門分野の質問など、、、どうにか取り繕ってその場をやり過ごして、、、冷や汗なんてことも。

どういう反応をするかって、その人の人間性がチラっと見えたりして興味深いですよ。(←悪いヤツやな~)

 

「知らないですけど、○○なんじゃないすかね。(イラっとして)そんなことより・・・」なんて、機嫌が悪くなる人

「さぁ~どうなんでしょうね」 テキトーにはぐらかす人

「は?聞く前に自分で調べたら??」逆切れしたり

 

その人の“器”の大きさ、、、よね。 (´-ω-`)

 

素直に「ごめんなさい、知らないです。教えてください」って言える人が、一番すごい気がします。

 

例えばヨガのクラスで、哲学について質問を受けた時・・・

先生であれば、当然勉強もしているし、長年ヨガに携わっているんだから、知ってて当たり前だよね・・・という雰囲気。

「ダルマとカルマって何ですか?何がどう違うのですか?」 

いや、フツーのヨガクラスじゃ、こんな質問ないか・・・(笑)

 

生徒の皆さんも、先生の答えに興味津々・・・な~んて場面。

間違ったことも言えないし、知らないと「先生なのに分かってなんだ~」という白けた空気になりそう・・・

(↑内心の声ですよ・・・)

 

もしくは、苦手だったり出来ないポーズを見せて欲しいと言われたり。

「ピンチャ、どうやるんですか?先生見せて♪ 」

出来ないなんて言ったらカッコ悪いな・・・ケガしてるからって逃げちゃおうかな・・・

(↑あるある・・・心の声)

 

そんな場面でも、素直に知らない・出来ないと言える人。(逆切れじゃないですよ 笑)

「なにそれ?私も知らないのよ。勉強不足でごめんなさい。調べてみるね」

「そのポーズ、出来ないのよ~。一度も出来たことないんだ。コツとか教えてあげられなくてごめんなさい。」

 

きっとそっちの方が人間として器が大きい気がします (‘ω’)

自分の出来ない・分からないを認めて、相手に伝えるって・・・自分の立場が上になるほど難しいですよね。

でも、それを素直に言えるって、、、逆に強さじゃないかな~とも思います。

 

不甲斐なさを認めても、自分の価値は何も変わらないと思える強さ。

 

ま、私は最初からポンコツ・アシュタンギーニなんで、出来ないものだらけだし、分からない事だらけで上等。

ヘッポコな練習生という肩書なので、今はなにも怖くない ♪

 

もし、指導側の先生と言う立場だったら・・・カッコつけるな、絶対 (´・ω・`)

先生なのに出来なんだ・・・知らないんだ・・・と思われたくない。

 

自分を良く見せたいというエゴ・・・でしょうねぇ。

小学生のころ、子供同士の言い合いで

「それ、いつ言ったよ?地球が何回回った時?何時何分何秒だよ?」

「うるせーなー!英語で〇〇って言えるのかよ」

とか、、、しょーもない(笑)ケンカでマウンティングするのと・・・根っこは一緒。

上に立って指導してるから、弱みをみせちゃイケない・・・。

成長してないなぁ~ (´-ω-`)

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どんな立場であれ、素直に分からない・知らないと言える強さと、しなやかな心・・・欲しいなぁ~。

やっぱりプラクティスを続けるしかないな・・・。

生徒側だと、おバカ丸出しでも全く恥ずかしくないのにな~。

ちょっと上の立場になって、後輩にモノ言う立場になった途端、、、ダメだね~。

まだまだ心は成長期(体は老齢期 笑)

 

たまにカスタマーハラスメント的な話題で、お客が「俺は昔〇〇会社の部長だったんだぞ!」的なモノの言い方に失笑していましたが、、、、

私も引退してトゲトゲしたおばあさんになって「私は昔ドロップバックできたんだぞ!なんだその口の利き方は!」とか言わないように、、、したいものです。

(いや、言ったところで店員分からないだろ)

 

ほんと、もっとプラクティスして成長しておかないとっ! (*´Д`)