ヨガの小路を散歩して

アシュタンガヨガの練習日記、ヨガや旅のことなど綴っています

リングに上がるか?傍観者か?はたまた・・・

コロナのせいで、ヨガ業界も変わりつつあります。

対面からオンラインへ。

グループセッションから、プライベートへ。

 

今まで通りでは立ち行かなくなる・・・コロナめ! (-“-) 

LIVE配信クラスなんて、考えてもみなかった。

You tubeにセッションをアップするなんて無理だと思ってた。

皆さん柔軟に変化をして、新しい事にどんどんチャレンジしてます。

 

なかなかスゴイ時代の転換期に生きているのかもしれません。

 

イントラの皆さんも試行錯誤。

やるべきか?・・・という問い。

今のうちに、資格取得などブラッシュアップをしておくべきなのか?

オンラインを始めるべきなんじゃないか?

 

そんな迷えるイントラの方々をターゲットにした、沢山のオンラインTTを見かけます。

1日で資格が取れます。修了書発行します。今この時期に! みたいな・・・。

 

最近思うんですけどね・・・(ここからは悪魔のような毒を吐きます)

イントラ向けに養成講座を開く方がお金になる・・・なんて仕組みがあるのでしょうか?

1日講座で一人あたり3万とかね・・・3人集まれば9万か。

・・・考えたら確かに割が良い。レッスンを1日5クラスやっても稼げない額です。

オンラインだから場所代もテキスト印刷代も不要。

もちろん、経験を積み重ねて生まれたオリジナルメソッドに費やした時間と経費は掛かっています。

愛情を持って、広める事で誰かを救いたいという、強い信念と情熱を持って開催している人も多いと信じています。

提供する側がどんな意図でやっているか?

迷える子羊向けの安易なお金儲けになっていない事を祈るのみです。

どこかでビジネス講座を受講して、突然こういう事を始める人がいるような気がします・・・苦笑。

(毒はコノ辺まで)

 

更にオンライン時代に入ってから増えた講座も。

例えばZoomクラス開催の仕方、動画講座、開業講座等々・・・。

 

兎に角、オンラインでの〇〇養成講座、△△WS、あまりにも数が多くてビックリします。

そのうち「養成講座の開き方講座」という新ジャンルが出てくるんじゃないか?と思うのです(笑)。

乱立しているので、開催したい講師側がお客さん(イントラさん)をどう囲い込むか、競争のようになっています。

オンラインと言う新天地で、乱立する養成講座&WSという闘いのリングに沢山の人が群がっているよう・・・。

目新しいもの、誰も手を着けてない新ジャンルを見つけようと血まなこ。

もしくは魅惑的な言葉を並べた誘い文句を考える事に必死&全力。

 

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またイントラさんも、新しい方式でどうやって仕事を継続していくかに直面しています。

オンラインというリングに上がって勝負するか?既存の対面クラスだけでやりくりするか?

猫も杓子もZoomオンラインクラス。

するとこちらも飽和状態。

生徒さんをどうやって囲い込むかという競争に。

その為に新しい知識を求め、オンライン養成講座やWSに出る。

(↑案外修了書で満足して、使わない事が多いという、あるある(笑))

 

リングに上がると、その中で生存競争が始まります。

牌は限られているため、取り合いになってしまいます。

 

かと言って、オンライン養成講座もオンラインクラスもしない場合も大変。

昨今はコロナ対策で、グループレッスンも人数が絞られ、クラス数も減少。

更に感染予防対策等々、コストと制約がのしかかります。

オンラインの大波を傍目に見つつ、感染拡大でクラスがクローズにならないかビクビクしながら節約の日々。

 

ほんと、オンライン狂騒曲。

 

生活が懸かっている人もいるし、逆にこの転換期で勝ち抜いて成功したい方もいるかもしれません。

もしくはIT系が苦手でオンライン化に手を出せず、細々と対面クラスを継続している人もいると思います。

 

気持ちだけが急いて、無理やりリングに上がるくらいなら・・・立ち止まってはどうでしょうかね~。

本当にそこまで情熱を傾ける価値があると思うか? 

周りに踊らされていないだろうか?

逆に逃げていないだろうか?

今の自分のスタンスに納得しているだろうか?

 

どうでしょう?

 

うふふ。私? 

すっかりイントラからドロップアウトして、一人で黙々とアシュタンガのプラクティスをする日々。

初心に立ち返る心地よさを味わっています。

自分で試行錯誤して、乗り越えて、また壁にぶつかって・・・の日々。

私にとってのヨガは、誰かに手鳥足取りお金で教えてもらうモノじゃなくて、自分で探って行くモノ。

新しいものなんてない、魅惑的な誘い文句もない、地味に日々プラクティスするだけ。

だけど、十分幸せですよ。

取り残される不安や、焦燥感もなく、アシュタンガさえあれば良いか、という気持ち。

 

ヨガ業界で生きて行くためには、そんなキレイ事だけじゃダメなんだろうね。

今は業界も過渡期なのかもしれませんね。

じっくり行く末を見守りたいと思っています。