ヨガの小路を散歩して

アシュタンガヨガの練習日記、ヨガや旅のことなど綴っています

3.11 10年なのか~。

10年前の大震災。

沢山報道されています。

私の記憶も鮮明な部分とうっすらな部分が出てきました。

10年という月日は、気づかないうちに色々な物を押し流し、姿を変えてきたようです。

 

なにせ、私まだアシュタンガと出会ってなかった。

ヨガと出会って間もない頃だった、、、かな?。

そのあたりの記憶すら曖昧。

あの当時会っていた人達とは、すっかりご縁も切れてる人も。

10年で人付き合いも変わるのねぇ・・・。

 

地震の直後、余震が頻発していた時間帯は、会社近くのCaféで同僚達とやり過ごすことができ、夜に地下鉄が動き出して無事に帰宅出来たのでした。(数時間歩いて帰った人など居たはず)。

その時の不安な情景はハッキリ覚えています。

怖さというより、現実離れした現実に戸惑っていた記憶。

 

人それぞれ切り取られた鮮明な記憶が心に残っていると思います。

私は東京在住なので、東北の方々に比べたら全然災害の度合いや被害状況が違います。

それでも、どうにもならない不安や、心細かった記憶はずっと残っています。

 

・・・あれから10年、何が出来たろう。

 

すっかり日常が戻っています。

なんとなく過去のものとして前に進んでいます。

まだ東北は復興半ばという所も多いのに・・・・。

 

私はアシュタンガに出会い、生活の一部になりました。

ハイヒールを一切履かなくなりました。

本当に大切にしたい友達や家族を考えるようになりました。

自分の今を大切にしようと思うようになりました。

 

また3.11が来る度に、そういう自分を思い返します。

 

自分に何か出来る事はあるか?

そんな大きな事も考えた事もありました。

ヨガのイントラとして活動してた時も、何か人助けになれば、、、という意義を考えました。

 

でも、そんな大それた人間でもないんですよ・・・。

今はフツーの人がフツーに出来る事でも良いんだなと思うようになりました。

今を生きられなかった人々の分まで、ちゃんと生きよう。

 

当時の震災で犠牲になったアシュタンギ・アシュタンギーニが居たのか分かりません。

練習すら奪われた日々を送った人も多かったでしょう。

確かに私も震災後しばらくは何も手に着かなかったし、何をすべきかも分からなかった気がします。

呑気に練習したいなんて思う事すら躊躇われたかも。

 

その人達のその時の思いの分も、大切に練習を紡いでいこう。

今をちゃんと生きて、少しでも楽しく悔いがない時間を過ごそう。

 

沢山の言葉より・・・静かな祈りを。

 

非常持出袋をガッツリ2人分常備したのもこの震災がきっかけです。

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先日の地震で思い出して、更に充実ラインナップになりました。

これとは別に・・・ヘルメットもあるのヨ 笑。