まだまだ宗教的な要素を含んだヨガに対しては、世間の理解を得るのは難しいですね。
実際、私自身、そう思いますもんっ (‘ω’)
とあるネットニュースをチラリと拝見し、再認識する機会がありました。
内容を要約すると、
ある議員が、議員会館で信者数人と輪になって「オ~ム~」を繰り返し唱えている。
確認したところ、「場所を浄化している」という事らしい。
地元でもその「オームチャンティング」の定期会を行っている。
オームチャンティングとは、アートマクリアヨガ(←はて?初耳のヨガです)という心的ヨガの技法で、心身の健康維持と精神安定、精神集中を目的とするヨガであって、宗教行事ではない・・・と釈明しているらしい。
(これが議員会館の不適切利用の疑いという記事でした)
そりゃ、周りの人はドン引くわな・・・。
アヤシイ新興宗教、、、というニオイがするカテゴリー認識されているようです。
私だって隣の部屋から「オームー」が大声で聞こえてきたら・・・大丈夫か?と思いますもんっ (‘ω’)
やっぱり、あのオウム真理教の事件のインパクトが強すぎますよね。
スポーツジムや一般のヨガスタジオは、そういう宗教色の出る行為は行わないところが多いです。
マントラや祭壇、プージャなど・・・基本ありません。
アシュタンガのシャラは、パタンジャリやガネーシャなどのインドの神様の像(もちろんグルジの写真も飾って)祭壇を作っているところもあります。
まぁ、プラクティスの最初と最後にはマントラも唱えますしね・・・。
抵抗がある人は、ゾゾゾっと思ってしまうのだろうな~と思います。
なんとなく、「ちちんぷいぷい」みたいな、呪文だと思ってもらえると・・・少しは抵抗が少ないかな(笑)。
無宗教・中立みたいな立ち位置が良しとされる風潮なので、何かに偏り過ぎるとアヤシく見えてしまうものです。
宗教が良い・悪いという議論ではなく、未知なるもので・・・なんかマインドコントロールみたいで怖い。
私も、どうしてもそういう宗教世界みたいなものには距離があり、やんわりと中立な部分にいます。
プラクティスのマントラも「ちちんぷいぷい」要素、あります(笑)。
仏教の家系ですが、お葬式の時に初めて「あ~うちって〇〇宗だったんだぁ~」なんて知る感じのお付き合い。
知識として、ヨーガスートラやギータを学びますが、信仰しているかといえば、、、ノー。
まぁまぁ、ヨガの色々を学んでいるので、「場所を浄化するためにオームを唱えています」と言われたら、「ふ~ん、そうなんだ~、それにしても大胆ね」と、否定はしないけど、さらっと流せます。
知らなかったら、ドン引きする一般の風潮もすごく理解できます。
警戒されないように・・・と気を付けることも大切ですね。
ヨガってね、〇〇っていう考え方があってね・・・なんて、お坊さんの法話のような説法であれば、そんなに抵抗なく傾聴できるかも。
最初からオームは・・・私でも抵抗がありますもん。
ヨガは、人生の知恵袋・・・そんなとらえ方が一番しっくりきます。
健康でいるために必要なもの。
困ったことがあった時は参照するもの。
ヨガが「怪しい・なんかちょっとヤバいもの」という扱いにならないように、自分の一般の感覚を失わないように、学びを深めていけるのが一番良いのだろうな~と思いました。
ヨガ=マユツバもの・・みたいになったら悲しいもの。