ヨガの小路を散歩して

アシュタンガヨガの練習日記、ヨガや旅のことなど綴っています

週末農夫 最終章 命の責任

すっかり真冬の寒さとなり、畑仕事も終わりました。

先週の降雪が残ったままの畑、もう作物も育たないだろう・・・。

冬は太陽がほぼ当たらない区画だったようです。

小さく縮こまって成長が止まってしまったホウレンソウとカブを、若葉のまま摘み取りました。

 

他の区画でも、ほぼ作物は終了している模様・・・。

 

畑を見渡し思うことがありました。

命の責任。

 

近くの放棄区画などは、育った作物がそのまま枯れ果てた無残な姿となって残っています。

途中で農園に飽きちゃったのかな・・・夏の終わりからすっかり放棄された作物たち。

それでも野菜達は一生懸命、土の栄養を吸って実をつけている時期もありましたが、、、オーナーさんが来ないので、そのまま枯れて行きました。

(私も勝手に他人の区画で収穫する訳にも行かないしねぇ)

 

植えた時は楽しみにしていたであろう・・・・。

人間の勝手で、そのまま見殺しに。

 

命を預かり、その土に根付かせた責任は・・・ちゃんと最後まで面倒を見てあげること。

植物だって立派な命で、縁あって自分のもと来たのですからね。

 

近所の区画の枯れはてた野菜達を見て、ちょっと悲しくなってしまいました。

ごめんよ・・・何も出来なくて。

 

アヒムサ―(非暴力)

ヨガの教えにもつながります。

作物を放棄することは、その命を見殺しにすること。

最後までありがたく収穫して、ちゃんと食べてあげるのが種を植えた人間の責任。

 

せめて・・・私は自分の植えた野菜達はちゃんと最後まで面倒みると決めていました。

霜が降りて、畑が霜柱だらけ・・・

更に雪まで降って、溶けず残って・・・

それでも、最後まで種をまいた責任として、ちゃんと摘み取る。

もぉね、、、残っていたホウレンソウとカブちゃん・・・けなげ。 

雪に埋もれながらも、がんばって生きている姿を見たときは、思わず声かけちゃいました。

「お待たせしちゃってごめんなさい」 (近くに誰も居なくてよかった・・・笑)

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若葉のままですが、そのまま全部摘み取りました。

 

とりあえず、サラダとみそ汁の具としておいしく頂きました(笑)

 

今期はこれにて畑クローズ。

 

夏には大量の野菜を恵んでくれて、

土や植物に触れる喜びを与えてくれ

なんなら虫にも立ち向かう強さを育てられ(半ば強制)

夏は蚊にさされ

冬は寒さの中、自転車片道30分の戦いを強いられ

 

それでもやっぱり、水や肥料を待っている野菜達の事を思い、気づけば毎週ちゃんと通っていました。

頑張ったな・・・自分。

 

コロナ禍でも楽しく自粛生活を過ごす一つの大きな要因となりました。

 

気づけば・・・もう来月から今年度の区画抽選の受付が始まるらしいです (‘ω’)

また当たるといいな♪