バックベンドで胸を開き、お腹を伸ばすという行為が苦手。
なんでこんなに怖いんだろ?
・・・少しずつ回数を重ねながら1mmずつの上達を続けてます。
先生が他の生徒への別のアーサナの指導をしている時に「急所だからね。でもそこを乗り越えて」というフレーズが聞こえてきました。
そっか。急所だからだ。
野生動物は、お腹を上にして寝たり、はたまたオマタをおっぴろげの仰向けの格好になったりしないよね。
(ペットの犬猫は良くやるけど。)
お腹は骨の鎧がない上に、内臓が詰まってる。それを無防備に晒したりしない。
敵に見つかってガブリとされたらオシマイ。
人の心臓だって、左側と言われているけど、実際はほぼ中央に位置して(少しだけ左にはみ出しているイメージ)、胸を開くという動作は、その心臓を無防備に晒すという行為に近い。
守ろうとして、胸やお腹を閉じようとするのは、防御本能なのかもしれない。
無意識な不安や怖さがあるのは当たり前なんだよね。
でも、それでバックベンドしてると全然気持ちよくないし、ケガの元。
変なところが力んで、全然ダメ。
これは本能との戦いなんだな。
ビビリなので、人より防御本能が強いかもしれない。
私が野生動物ならば、常にビクビクして暮らす小動物だったに違いない。
ペットの犬猫が仰向けでお腹だしてだら~んとしているのは、、、安全だから。
飼い主にも心を開き、経験上そこが安全な場所で敵に襲われる心配がないから。
じゃ~、人間のワタクシは、どうやって胸を開きお腹を伸ばす事が出来るか?
やはり、そのポーズでも安心という、本能を乗り越えた感覚が勝つ時なんじゃないかしら?
安心できるには、経験を繰り返して行くしかないのかもね。
まだまだ力んでるし、伸びシロが多い部分なので、解放運動真っ只中。
やっぱり、そこは気合と勇気。
本能にレジスタンス! くぅ~!かっこいい。
様々なブログ等で、後屈で胸を開いた時に、泣き出したり涙が出てくる事があるらしいです。
辛くて、キツくて、、、ではなく、ブワっと閉じ込めてた感情が出てくるんだそう。
え~、いいな。そんな経験してみたい。
私はまだチョット開きなので(笑)、練習後に涙もろくなります。
練習の帰り道は、歌でも犬猫でもキレイな青空見るだけでも、涙ポロポロ。
おもしろフシギ。でも泣けるって素敵。
オバサンになると、経験値やら邪推やらで泣ける事って少なくなるのよ。
だから何気ない純粋なモノを、見て&聞いて、涙が出る心地良さを味わえて幸せ。
あ~、でも1回練習中に胸を開いて号泣してみたいっ。
なんか劇的じゃない?そーゆーのって。