ヨガの小路を散歩して

アシュタンガヨガの練習日記、ヨガや旅のことなど綴っています

ヒトはコミュニケーションの生き物

最近の酷暑で、外出せずに家に閉じこもりがち。

そりゃ、こんなアッチイ最中、用もないのに外をフラフラする方が危険。

何日も続くと、これもまた体調不良のモトになるのだなぁ~。

 

2か月に1回のペースで続けてきた、マンションの住人対象の椅子ヨガ。

8月、閉じこもりがちな季節。

私ですらクーラーに部屋でぼんやりTVを見て過ごすと、頭もボ~っとして話すのすら億劫、身体も重い。

 

・・・そんな自分を振り返り、最初に「声を出す練習」から始めました。

クラスの最初に皆さんの顔を見たら、なんとなく表情が薄い気がしたのですヨ。

 

ご参加されるシニアのお嬢様方は、配偶者に先立たれ一人暮らしも多いです。

外出をせずに家にいる・・・誰とも話さず一日が終わる日も珍しくない。

人は話さなくなると、無表情になり声も出にくくなり、感情表現が薄くなる。

更にネガティブ思考にも傾いて、、、良い事ないね。

 

まずは私が少し声を張り、表情を少しオーバーにして分かりやすくしてみました。

ゆっくりと肋骨と喉を伸ばして、呼吸が入りやすくしてから、深い呼吸の練習。

すると、少し表情が和らいできた!

そこから普段は中休みで入れるような、おしゃべりタイム。

一人一人個別に「何時に起きました?起きてから何しました?」等色々問いかけます。

すると、皆さん少しずつですが言葉を行き交わすテンポが良くなるのですよ。

そのうち、別の人との問答の間に割り込んで話し始めちゃったり、一緒に笑ったりうなずいたり。

少しずつ表情が出てきたのです・・・。

 

そこからいつもの椅子ヨガをしたのですが、目を合わす回数や、笑顔が増えましたよ。

帰りはいつもの賑やかさに戻り、かしまし娘さん達はガヤガヤとおしゃべりしながら帰っていきました。

「ここ来るまで、な~んか調子が良くなかったけど、おかげで元気が出てきたわ」なんて言ってもらったり。

お世辞でも嬉しい~。

 

実際ね、私も元気をもらいました。

なんとなくダルく億劫な気持ちと体が、すっかり元気になりました。

 

あぁ、ヒトはコミュニケーションをするって事がこんなに大切なのか~。

思わず実感したひと時でした。

 

その日の夜に母から電話。「なんか調子が悪いのよ」と。

聞けば外出せず、食欲もわかず、誰とも話さない1日だったとか。ココにも居たか!

他愛もない話を少ししたら、元気が出たのか「さっき食べれなくて放っておいたカレー食べるわ」だと。

 

もしかしたら、人はコミュニケーションをする毎に、エネルギーの受け渡しをしているのかもしれない。

それはTVなどの一方通行ではなく、その人だけに向ける愛情のエネルギーなのかもね。

顔の表情、目線、声の強さやトーン、しぐさ・・・それらをキャッチボールする事で、エネルギーはチャージされるのかな。

メールでは伝わらないモノ。

 

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これはAIにはどこまで出来るのかな?案外人間の脳は騙されちゃうのかな。