ヨガの小路を散歩して

アシュタンガヨガの練習日記、ヨガや旅のことなど綴っています

寛容な世の中でありますように

先日電車で座っていたら、前に立った女性のバックにマタニティマークを発見。

席を譲ろうとしたら、「いえ、これはマタニティさんをサポートしますっていうマークです」。と言われました。

 

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はぁ~・・・知らなんだ。

たまたまその女性も良い人で、(しかもフンワリしたワンピだった)マタニティさんと間違えちゃったけど、笑って許してくれました。

ちょっと恥ずかしかったぁ。

 

そういえば、電車でマタニティマークを付けているが故に、不快な思いをされる妊婦さんの話も聞きます。

病気じゃない、席を譲れアピールか、等、冷たい言葉。

・・・なんで、そうなっちゃうん??

 

私は子供がいません。でもね、助けてあげようって思うよ。

お腹があまり目立たない時期だって、悪阻とかさ、大変だって分かるよ。

更にお腹が大きくなると、足元も見えないし、腰痛とか色々体の負担も増えてくるし。

 

サポートするために、逆に「助けますマーク」を着けなきゃいけない世の中って、悲しい気がします。

マークが無くても、当たり前のように気遣って、笑顔で席を譲れる世の中の方が心が豊かになるよね。

 

皆んな自分の事で一杯いっぱいなんだよね・・・それも分かるけど。

人に良い事をすると、それは自分の幸せ貯金ですよ。

席を譲らず「なんで目の前ににずっといるのよ、気になるんだからどっか行ってよ」な~んて思うより、

笑顔で席を譲って、さっぱりしちゃった方が楽。

更に笑顔を返してくれたら、心が喜ぶね。

 

お互い様という、寛容な世の中でありますように・・・。

 

まだまだヨガ出来る事ってあるような気がします。

人に優しくなるには、自分の心に余裕がないとね。

心の余裕を作るためには、自分の心の状態に気づけること、落ち着いた呼吸をする事。

ヨガですよ、ま・さ・に。

 

アシュタンガのようなダイナミックな動きのあるヨガをしているけれど、いつも練習で会う皆さんはとっても穏やかで優しくて、笑顔がキラキラしています。

激しい運動すると、感情も激しくなりそうだけどね、アシュタンガはその逆です。

多分、それがパタビジョイス師の目論見だな(笑)。知らず知らずに正しい道へ導かれていくのね。

悟りを開く事は出来なくても、きっと自分の周りの人をちょっとだけ幸せに出来る気がします。

 

以前、David Swenson先生のWSの時に先生が教えてくれた言葉。

「ヨギーとは、今、自分がいる場所を少しでも良くする事が出来る人」

ヨギーが居る事で周りに良い空気が伝染し、池に投げた石の波紋の様に、更に遠くへと伝わっていく。

 

いつか、「サポートしますマーク」なんていらない世の中になればいいな。

 

じゃ~、ますます、アシュタンガ頑張らなくっちゃね。

(結局はプラクティスしたいだけ)