ヨガの小路を散歩して

アシュタンガヨガの練習日記、ヨガや旅のことなど綴っています

歳をとるのも悪くない 

私も中高年ですが、、(笑)、プラクティスを見てもらう先生方は、全員私より年上。

その事実に気づいてしまった。

いや、正確に言えばほとんどの先生は年上かな~と思っていたけど、唯一「絶対年下だろ!」と思い込んでいた先生まで、なんと10個も上でした。

 

パイセン、、、すいません。

 

スタジオには若い先生も沢山いるのに・・・ねぇ。

若い先生には醸し出せない空気感に、無意識に吸い寄せられているのかもしれません。

 

私が居つく(言葉のチョイスがなんですが・・・笑)クラスは、居心地のよい雰囲気のクラス。

テクニックがすごいとか、アジャストが多いとか、先生と友達感覚とか、、、じゃないのですね~。

ピリっとした緊張感もあれば、どことなく余裕があって落ち着いた空気感のクラス。

そして必要に応じて的確なアドバイスがズバっと飛んでくる。

(できるかどうかは別として 汗)

 

若い先生はエネルギーと勢いがあって、逆に全部受け取っちゃうと、私に様なアラフィフは疲れちゃうのかな・・・。

先生ご自身が身体の使い方も上手だし、衰え知らずの年齢、まぶしすぎるっ (≧▽≦)

お肌も手入れしなくてもキレイだし、ボディラインもカッコいいですからね。

 

皆さんが軽々とクリアーするアーサナでつっかえているオバサンの指導は気を遣うでしょう。

身体が言う事を聞かず、はみ出たお肉や短い手足で奮闘している姿に、サポートをして良いか戸惑うでしょう。

言葉遣いもどうしてよいか?とかね。

 

私が習う先生達には、そのあたりの躊躇がない(笑)。

年齢と共についてくる・・・「貫禄」って事でしょうかね~。

 

先生達も、きっと身体能力のピークは過ぎて、色々ご自身の練習を通じて感じる事もあるでしょう。

培ってきた経験と練習がご自身への自信につながっているような気もします。

 

だから私が人一倍アーサナの進みが遅くて、いつまでたっても出来なくても、静かに見守る余裕があるのです。

出来なくても「いいよ、その調子」。←これで頑張れちゃう♡

 

静かに見守る・・・この塩梅が素晴らしく良いのです。

 

目線を感じるワケじゃないけど、きっと見てくれてるという安心感。

これはやっぱり年齢と経験があっての技ではないかと思うのです。

 

『貫禄』と『自信』そういうモノが相まって、ピリッとしながらも落ち着いたクラス感になるのかもしれません。

 

そして年齢を重ねてもなお、練習を続けてこられている姿は、目指す姿として励まされます。

私も年齢を重ねても、あのくらい練習に真摯で真剣でありたいなぁ~。

年齢を重ねて得られる学びもあると思うんですよ。

身体も元気な若い頃には気づけなかった様々。

 

そういうプラクティショナーの諸先輩方、年上の先生方を見ていると、ある程度の年齢を超えての練習も悪くないな・・・。

と思うのです。

味が出てくると言うか、勢いではないその人なりの練習が見えてくる気がします。

 

ヨガのインストラクターは活躍の年齢の幅が広いのがうなずけますね。

美しさや華やかさだけではない、地に足がついた落ち着いた安定感が求められる需要があるのですよ。

人生を重ねて来たから得られる特権だと思っています。                                                                                           

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自分が年齢を重ねてきて気づく事もあります。

声のトーンは低くなります。

話す速度も若干遅くなります。

話のタイミングもずれます。

図々しくなります(良い意味で!)

・・・そういう老化現象が、逆に地に足の着いた落ち着いた感じを醸し出すのかしら。

 

ちなみに、

身体の美しいラインは無くなります。

下腹のポニョはいつも一緒

肌は老化し、髪は艶を失います。

・・・その代わり、若さで勝負していた人たちには負けない芯の強さが出てきます。

 

ま、何かを失えば、その分何かで補われる・・・そういうモンです(笑)。