ヨガの小路を散歩して

アシュタンガヨガの練習日記、ヨガや旅のことなど綴っています

ニッチはニッチを理解する

通勤帰りの電車に、若い男性二人組の隣の席に座りました。

熱く語る声に耳を傾けると、オシャレ談義。

チラリとスマホを見ると・・・革靴のスナップ写真。

「見て見て、これ、すげーぞ」

「うわ、こっちも、やっぱこれ違うわ」

「靴でこれだけ変わるなんて」

やや興奮気味で話す若者達は、おそらく新社会人で東京に出てきた感じ。

恐らく一番良い一張羅を着て、憧れのお店でお買い物した帰りなのね。

緊張と興奮と至福に包まれた会話は、私の通勤時間を充実にしてくれました。

 

私には、革靴のどの形が良いの、色がどうの、シャープだの・・・分かりません。

チラっと見た画面はどれも同じ革靴にしか見えませんでした(笑)。

あれで興奮して熱く語れる若人よ、、、がんばれ。

 

恐らく30年後の君たちは、、、形がオシャレなイタリア靴より、いくら歩いても疲れにくインソールや、日本人のわらじ足にあったフォルムの靴を履いている事でしょう。

 

ハタとわが身を振り返り、私がアシュタンガの話をしている時って、こんな感じなのだろな・・・と思ったのです。

ニッチな世界を熱く語るの図。

 

〇〇のXXの動画がすごい! 

△△の◇◇情報知ってる?

ウエアなんて見た目大差ないのに、ルルが良いだのステイタスだの・・・。

 

ヨガに興味がない人が、ルルの公式サイトで、アレが良いだのコレが良いだの言っている姿は、、、、私が見た若者の靴のスナップショットと一緒って事だわ。

 

ドクターマーチンには可愛い靴下が似合うよね~。

コンバースとか、もう履けないね。

 

ピラティスのイントラはみんなルルのレギンスだよね~。

ビープレのコナパンツ懐かしい。

 

多分・・・一緒!! 笑

 

やっぱり好きなものを語る時は、熱量が一緒。

そして、どこでもそんな世界が存在する。

 

ニッチを語るものは、別のニッチの世界もレスペクトする・・・。

そういう熱をもって語れるものがあるって、いいじゃん♪♪

 

私だって、初めて横浜のヨガフェス行った時は、一張羅のウエアで行きましたもん。

そしてクラスをいくつも取って、お店も沢山見て、フワフワとアゲアゲのお祭りでした。

 

若者も初めて憧れのお店に行ったのでしょう。

その感情がシンクロしてきて、普段なら「お兄さん方よ、うるさいしアクション大きくてぶつかるし、もぉ!」と思うところ・・・「お、やってんな。がんばってんな。」と応援する気持ちになりました。

今のうちぞよ・・・。

靴擦れしてまでオシャレ革靴を履くのは若い時の特権よ。

 

若い頃は10cmのヒールだった私は、今はすっかりスニーカー。

バーニーズで買い物が憧れだったのに、ユニクロで十分。

 

若者よ・・・そうなる前に、めっちゃ楽しんでおくが良い。 (←なぜか上から目線)