ヨガの小路を散歩して

アシュタンガヨガの練習日記、ヨガや旅のことなど綴っています

静かに暮らして行くための準備

年齢を重ねるとともに、友達に会う事、誰かと出かける事が、スペシャルなイベントになってきています。

そして淡々と一人でこなしていく日常の分量が増えていきます。

 

思い返せば、小学校の頃は毎日学校終わりに友達と遊んでいたし、

中学、高校にもなると朝は部活の朝練、週の半分は夜に塾があって、そこで友人と会ったりしゃべったり。

大学から社会人になると、また授業や仕事帰りに仲間と飲んだり食べたり買い物行ったり・・・。

恋人がいる人は、更に週末にデートまであって・・・

 

毎日誰かと何かしていていたような、、、記憶。

忙しかったんだな~ (‘ω’)

 

今、基本日々は淡々と・・・仕事して家事して、スーパーに買い出しに行って、、、一人で行うルーティン作業が殆どです。

週末は畑仕事や掃除、ちょっとアイカタさんとランチを食べに出かけるくらい・・・。

ほぼ、イベントもなく、家族以外の誰かと一緒に居る事もありません。

 

しかし、それはそれで充実していて、安定した優しい時間が流れています。

 

若い頃と同じように毎日誰かと何かするなんて・・・もう想像もつきません。

 

ヨーガの考えでは人生は4つのフェーズがあります。

学習期 :大人になるまで学びの時期 (大体25歳くらいまで)

家住期 :家族をもって、子供を育てていく時期(49歳くらいまで)

林住期 :子供も独立し、現役引退して隠居して暮らす時期(74歳くらいまで)

遊行期 :全てを手放し、天寿を全うするまで(100歳くらいまで)

 

年齢からすると、今年48歳、そろそろ・・・林住期ですからね。

これら林住期→遊行期へ向かう方向へ・・・静かに人生を全うするまでの期間へ突入。

 

ヨーガの教えでは一人で静かに瞑想をしたり、ヨーガを行うための期間ですもんね。

そりゃ、もう一人で黙々と・・・が正しい道なんだわ。

そりゃ、一人の時間も増えるのも当然。

そしてこれからますます時間の流れもゆっくりになっていくことでしょう。

 

毎日のように誰かと何かしたり、日々友達と話したり出かけたりするフェーズは、もう過ぎたのです。

一人でひっそり生きていく準備期間。

 

順番通りで行けば、まずは親が先に天へ召され、その次はアイカタさん。

そして、最期はアタクシ。

身体も徐々に不自由になり、思考も判断も鈍って、身動きもとれなくなってくる・・・必然の生き物としての過程をたどる訳です。

それを徐々に受け入れて、静かに暮らして、最期を待つ・・・。

 

最後は一人か~・・・ (´・ω・`)

 

悲しくなっちゃうって事は、まだまだ未熟なんでしょうね~。

なんなら、、、子供に財産を残すという職務もないので、全財産を老人ホームで使い切ってパ~っと最後まで楽しく豪遊しちゃおうかしら。

 

ゆっくり本でも読んで、たまに畑仕事をする一人の生活にも憧れ

老人ホームで若いヘルパーさんと楽しく遊んで元気暮らすのも憧れ

 

・・・まだまだリアルに実感出来てない証拠です。

どっちに振れるのか、さてさてもうちょっと年齢を重ねてみないと・・。

 

色々やり切ってから、、、ピンピンコロリ、が理想だけどね、そうは上手くいかないのよね。

生まれる時も、死ぬ時も自分の意志ではコントロール出来ないものなんですね。

ただ、若い頃は毎日色々あったけど、、、今は何も無いんだな~、と寂しく感じていました。

しかしながら、林住期とあれば、それが正しいTrackなのね・・・と今は静かに納得しています。

ドンドンと周りが静かになり、一人で考えたり行動する時間が増えるのは、良い意味で熟成されてきたって事でしょう。

 

断捨離とかシンプルライフっていう言葉に弱いのも、頷ける! 苦笑。

出来てないけど、、、いつか目指したい暮らし。