ヨガの小路を散歩して

アシュタンガヨガの練習日記、ヨガや旅のことなど綴っています

「もやい結び」のような関係

とあるSNSの投稿で“「もやい結び」のような関係を築く”というような投稿がありました。

 

もやい結び?? 何ぞや??

「もやい結び」とは、強固な結びなのに、簡単解ける結び方の一つで、船舶の停泊時やアウトドア等で良く使われているそうです。

人間関係でも、ある時はギュっと固く密に繋ぎ合っていても、役目を終えたらスッと離れて行くような・・・そんな関係。

 

この関係性が今後もずっと続くんだ・・・と思うと気持ちが重い時は、この「もやい結び」の関係を意識してみると気持ちがちょっと軽くなるよ、とアドバイスしていました。

私のような、天邪鬼の「寂しがりやの独り好き」ヘンテコ人間にとっては、一度結んだら解けない「固結び」だけだと、辛いですよねー・・・確かに。

 

よく考えたら、、、ワタシは無意識にそんな「もやい結び」の関係性を自然と選択し続けているのかもしれませんねー。

(皆さんもそうですよね?ね?でしょ?)

 

フラフラ―っと浮雲のように、いろんな所へ顔を出し、ちょっと仲間に入れてもらって・・・でもガッツリと囲い込まれない絶妙な距離感がたまらんのですよ(笑)。

 

学校のクラメイト、会社の同僚・・・一時期は食事に行ったり毎日のように話しても、、、別の道に歩み始めたら大抵の人とはご縁が切れます。

固結びしているのは、親兄弟やアイカタさん、・・・それとほんのちょっとの友達だけ。

人生の中で都度出会うその他大勢の方々は、一時期は仲良くても道が分かれて自然と縁が解ける人たちですからね。

ずーっと死ぬまで、、、と言う強い結び目ではなく、ある時期が来たらスパッと離れて行く関係性を意識した方が気持ちが楽です。

 

きっと、それは人間関係だけじゃなくても、自分とモノや事象に対しても同じことなのだろうなーと思っています。

一時期はとても好きだった“推し”や、モノ。

過去にハマった食べ物

好きな色やファッション

 

ある時、とっても密に過ごした仲間たちですが・・・気づけばお蔵入りしているもんですね。

それは「もやい結び」が解けたサイン。

 

最近、初めて貴金属の買い取り店へ行ってみました。

「金が最高値」というニュースを見て、お蔵入りの過去ヘビロテだったアクセサリーやブランドバックを持ち込んだのでした(笑)

どうせなら次の持ち主やら活用法へ進んだ方がモノ達も活かされるのでは?と思いまして、私の手から旅立たせました。

「断捨離ですね」と店員さんに言われて・・・「まぁ、終活の予行演習です」と言っておきました。

 

手放していく練習も必要ですね。

 

私には子供がいないので、私のモノは死後引き継がれる事無く処分されます。

ならば、自分のタイミングで身軽にしていくのも・・・一つの学びなのだろうな~。

50歳間近に「終活」は早いかな?と思ったのですが、店じまいの準備として学びを始めるなら、、、今かな、と。

 

まだ手放したくないアイテムも沢山ありますので、、、それは「もやい結び」が解けてないのでしょうね。

暫くそのままにしておきます。

これから出会うモノもあるでしょう。

そのためのスペースを作ったような気持ちです。

 

アシュタンガのプラクティスだって・・・いつか「もやい結び」が解ける時が来ます。

その時は練習していた自分に執着せずに・・・スルッと解けたいものです。

どうかなぁ~自分。

その時は「やり切った」という納得した気持ちがあれば良いな、、、なんて思っています。

今は、まだまだ・・・ですよ。 

全然(‘ω’)。