ヨガの小路を散歩して

アシュタンガヨガの練習日記、ヨガや旅のことなど綴っています

答えがないからオモシろい

出来ないポーズを出来るようになりたい。

 

何が足りないのだろう?

やり方が間違ってるのかな?

 

ある人は

「股関節の柔軟性だよ」と言う。

またある人は

「背骨の使い方だよ」と言う

そしてまたある人は

「バンダと呼吸じゃない?」と言う

 

ん~~~~、、、余計に頭が一杯になってしまう。

よくある(笑)

 

本当はどれも正解。であって、どれも違う。

なぜなら、ポーズが出来ない理由は人それぞれ違うから。

骨格も筋肉も、身体のクセも違うから。

 

私と同じようにスプタクルマが出来ない人が3人いても、問題は3者3様。

「股関節だよ」というアドバイスで出来るようになる人と、そうでない人がいる。

同じ「出来ない」でも理由が違うから、股関節を柔軟にしても、いつまでも出来ないのよね。

 

解説書を読むと、その著者が身体で感じた事が書いてある。

あ~すりゃ出来る、コレが問題。←その著者のね。

だから出来ない理由を本に求めても正解はないかもしれない。

 

レクチャー動画を見ると、また違う事言ってる。

準備でこのストレッチをすると良い、脚の角度をこうすれば、、、←同じ。その人の経験上の話。

 

じゃ~どうしたらいいのさっ・・・。

そう、自分の身体なんだから、自分で探すしかない。

 

分からなかったら、とりあえず本でも動画でも、言われてる事全部試してみちゃう。

もしかしたら正解やヒントが紛れてるかもしれないし。

もがいているうちに、なんか・・・出来るようになったりするし。

 

経験豊富な先生は、各々アーサナを見て、個々違ったアジャストをする事があるらしい。

そういう先生は、答えを教えてくれないんだろな~・・・安易な方便を覚えて欲しくないから。

 

ネット社会で簡単に情報が手に入り、すぐ答えを見つけることが当たり前の世の中、余計に不便でモヤモヤして、もどかしい。日々出来ない・・・これを続けていく。実はこれが大切なんだろな~。

答えなんかないし、見つからなくて結局そのアーサナが全然出来なくても・・・良いんだろうね。

アーサナ=ヨガではないからね。

そのポーズが出来る事がヨガなのか?とエゴとの戦いでもあるし。

 

そのうち年齢と共に肉体の衰えも加速し、出来てるアーサナも手放す日が来るでしょう。

その予行練習だと思って、出来ない不甲斐なさを味わって、奮闘して凹んで挫折して。

 

でも楽しいんだよね、答えがないから。ある意味全部正解。

どんな小さな努力もトライも、成功のモト。そして心の学び。

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(近所のアジサイ。ピンクでもあるし、紫でもあるし、青でもある)