ヨガの小路を散歩して

アシュタンガヨガの練習日記、ヨガや旅のことなど綴っています

迷惑をかけて生きている

「アタナは他人に迷惑をかけて生きているのだから、人の事も許してあげなさい」

さっすが、インドの教え。

懐が深い。

 

生まれてから両親の世話がなくては生きられず、生活するにも見えない人々の力で支えられている。

決して一人で生きている訳じゃないのよね。

誰かが育てた食材を食べ、誰かが管理する電車やバスで移動し、捨てたゴミは誰かが処分してくれる。

 

生きているだけで誰かのお世話になっているんですね~。

だからこそ、お互い様の精神が大切です。

 

もっと大きく言ってしまえば、生きてるだけで地球の環境破壊ですから。

酸素吸って、二酸化炭素出して、汚水を流し、大気を汚している、、、現状ですよね。

 

そう思うと、私が生きる上でどれだけのモノが犠牲になっている事か。

どれだけの見えない人々の力で自分の生活が支えられているか。

感謝しかないですね。

謙虚な気持ちになります。

 

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そんな感謝と謙虚な気持ちでいれば、人にも優しくなれそうですよね。

人知れず人々、自然、地球に迷惑をかけて生きているんですもん。

多少何か意のままにならない事があったって、、、しょ~がなくない?

 

だからと言って、人に迷惑かけたって気にしないというスタンスではないです。

テキトーに自分勝手に生きていい、では無いですヨ。

ちゃんと生きていても、人様に迷惑をかけてしまう事もあるでしょう。

でも、そうなった場合「お互い様」と寛容な心を持つこと。

 

もしちょっとだけ迷惑を受けたとしても、「ま、私も誰かに迷惑かけてるし・・・」と考える。

 

日本では「人様に迷惑をかけてはいけない」という教えがあります。

とらわれ過ぎて、忖度に走りすぎ、行動ががんじがらめになってしまう事も。

 

そんな時こそ、「ちょっとぐらいはお互い様」くらいの気持ちがあると、心が楽になります。

 

そんな気持ちで朝にマットに立つと、本当にありがたい気持ちで一杯になります。

健康な体で生み育ててくれた両親、朝練を認めてくれるアイカタさん、誰よりも早く来てスタジオを開けて準備を整えてくれる先生。

その日の精一杯の力で練習しないとバチがあたる。

脚を開くアーサナでは隣のマットにお邪魔して、また隣の人がそのアーサナの時はそっと場所を譲る。

ぶつかりそうな時は、お互いにマットの前と後ろに移動して互いに場所を作りあう。

お互いにちょっとずつ迷惑をかけながら、その日の出来る範囲で全力で練習する。

どんな練習であれ(良い時も、グダグダな時も)、練習できたことに感謝ですね。

 

そもそもね、自分が死んだら、結局誰かが弔ってくれるんですよ。

自分の死骸を自分では片づけられない。最後まで誰かのお世話になるんですから。

あっはっは。

 

少しずつ迷惑をかけているであろう、周りの人にも謙虚な気持ちを持っていたい。

きっと誰かのお世話になっている。

今はお世話している側も、時が経てばされる側になる。

 

さらに大きい事言っちゃえは、迷惑をかけ続けている自然や地球そのものも敬う気持ちを持って、大切にしないとね。

 

なんか壮大な話でまとまっちゃったなぁ。あはは。