ヨガの小路を散歩して

アシュタンガヨガの練習日記、ヨガや旅のことなど綴っています

師走のチッタ 

師走ですかねぇ。

先日通勤電車で隣合わせた同年代の女性が、「あ~、イライラするっ!!」と割と大きな独り言を言いながら降車していきました。

思わず2度見た(笑)。

多分、イヤフォンも付けていたようなので、まさか周りに聞こえるほどの音量とは本人も気づいていない模様でした。

 

イライラが我慢できるレベルを超えて、、、漏れ出しちゃったのでしょう。

内側で処理できるキャパを越えちゃうとね・・・そういう言葉を吐き出すことでバランスを保つしかないのですね。

、、、他人ながら応援したくなりました。

 

分かりますよ、更年期世代ですから。

 

私もなにか大きな独り言を呟いていたら、、、優しく労わりの目でスルーしてくださいね。(‘ω’)

 

経験上・・・そういう時は視野が狭まり、気に入らない事ばかりが目について余計に心が面倒くさい事になるもんです。

冷静に理解しているだけでも、更年期攻略法として役立っていると思います。

 

心って、、、コントロールが難しいですね。

ヨーガ(哲学)はソコを目指しているのでしょうが、、、私の学びはまだ果てしなく何代も先の自分まで持ち越しそうです。

 

私の場合は、頑なになっている時は、肩があがり胸が締まり、前のめりに歩いているようです(←本人は無意識)

力を抜くという作業が一番大切な動作になりつつある今日この頃です。

 

朝のプラクティスでも、心と体は面白いぐらいに繋がっています。

金曜日はバックベンドが好調(笑)。←会社勤務に深い闇があるのでしょうかねぇ・・・・。

 

面白いのは、意識しすぎてもダメだという事。

「よし、無駄な力を抜いてプラクティスをするぞ」

ダウンドックの5呼吸で、首はどうかな?肩はどうかな? お尻は?腿は?・・・チェック項目を確認するような慎重さ。

すると、逆に頭で考えてばかりになってしまい、上手く動けなくなります。

 

如実に分かるのが、大の苦手(で、未だ未完成)のスプタクルマ―サナ。

上手く力が抜けていると、背中で指同士がバインドできます。

ダメな時は、背中で指が届きません・・・。

その境目は、、、胸椎の柔らかさ。

そこまでどういう体の使い方をしてきたかで、全然違うのですよ。

 

頭が胸椎と背骨で一杯になって、“頑張る”が逆に溢れ出ちゃって硬さにつながってしまいます。

イライラが漏れ出ちゃう大人女子と同じですよ、、、溢れ出ちゃうもんです。

 

逆に呼吸に集中して、あまり背骨がどうだの、お尻がどうだのを考えてない日の方が割と楽に成功します。

 

負担をかけ過ぎてもいけない、全く意識しないのも難しい・・・やはり心のコントロールという部分は一番の難関なのでしょうね。

 

ケガも同じように、「痛いけどアーサナを頑張りたい心」をどうやってコントロールして療養を先行させるか、、、の葛藤があったりします。

頑張りたい心が暴れだすと、、、痛くてもやっちゃう。

ケガはもちろん治りませんし、ヘタしたら悪化します。

、、、やりたい心ばかりが焦るのですよね。

 

私もそんな時期を行ったり来たりしながら、、、あふれ出て大けがにならないようにコントロールしています。

「休むのも仕事」←これ、名言 !(^^)!

最近は、練習に対しても、「休むとアーサナが退化する不安」よりも「休むと怠けグセがつく不安」の方が大きいです。

アーサナなんてね、、、歳を取れば退化していくもんです。

怠けグセの方が怖いですよ。

 

師走・・・心も更にアクセルがかかりやすい季節なので、十分に内側のキャパシティと相談しながら乗り越えていきたいと思います。

たまに独り言が漏れ出るくらい。。。ご愛嬌(笑)