最近の学生の傾向を表現する面白い記事がありました。
「耳から入る情報を理解する力が低下している気がする」と言うのです。
学校の講義の場面で、先生の講義は聞いているが、頭に入ってこない・・・。
音として、そのまま定着せずに流れてってしまう感覚なのかもしれません。
原因として、今は何でも字幕。TVでも動画再生でも。
話している言葉の下にすぐに字幕があるので、目から言葉を理解する方が優位になってしまったのではないか?という事でした。
なるほど。
電車や街でも、音を出さずに動画を見ている人も多いですよね。
全部セリフやナレーションに字幕が付いているので、問題なく視聴できます。
TVでも生放送でなければ、大抵画面下に字幕が現れます。
目で言葉を理解する方が、遥かに出番が多い事に気づきました。
言葉自体を耳で聞いていても、目からの字幕で意味を理解しているのでしょうねー。
それに慣れてしまっているせいで、講義などの言葉だけの場面になると、直接耳からの言葉の意味を理解する能力が低下してしまってきているのかも・・・。
字幕も便利だけど、、、多用はそれなりに気を付けなければならないのですよねー。
このまま行くと、インプットの部分で耳から理解する能力が低下すると、アウトプットの部分として自ら言葉で発する能力も低下して(もうしているのかもしれないけど)、短いメッセージを送るSNSは盛り上がるけど、人と対面でのコミュニケーションになると途端に沈黙・・・なんて場面が多くなるかもしれませんね。
実はちょっと他人事でもないなー・・・と関連する心配事があり。
私は元来、本が好きなのですが、、、最近全く手に取って読もうとする気持ちにならない事に気づきました。
引っ越す時も、徒歩圏内に図書館がある、が重要なポイントで、毎月5‐10冊は借りていたのに。
なんでかな?と思ったのですが、恐らくSNS等で活字に満足してしまっているのではないか?と推測しています。
SNSで言葉が沢山溢れています。
それをボーっと読んでいるだけで、お腹がいっぱい過ぎて・・・。
こりゃ、イカンですね。
電車内でも、本を読んでいる人はかなり少なくなりましたね。
私も、乗ってすぐ・・・スマホを取り出します (‘ω’)
家でも、TVを見ながらネットサーフィン。
(消音で出来るけど、部屋が静か過ぎちゃうから音だけ出している感じ)
耳からの理解力を回復させるために・・・
オーディオブックとか、始めてみようか?と思いました。
ちょっと興味はあったのですが、なかなか手を出さずにおりました。
もう老眼だしさ(苦笑)、目を酷使するより、耳の能力再開発よね。