ちゃんと、、、週末のスロージョグやってますよ(無駄にアピール)
公園を周回すると、芝生広場でラジオ体操を行うグループや、太極拳を行うシニアを沢山見かけます。
太極拳のシニアグループの脇をゆっくり走っていたら、ビギナーとアドバンスのクラスに分かれている事に気づきました。
アドバンスクラスは、各々模造の剣など持って勇ましく美しい動きを練習されていました。
ビギナークラスは人数が少なめで、端の方で動きの流れを確認しながら練習しているようでした。
「あれ?なんか思ってたんと、違う・・・」
流れるようなダイナミックな動きではなく、歩幅も小さく手足も適当な感じで・・・「太極拳ってそんなんだったっけ?」という印象。
よくよく見ると、かなりご高齢のお爺さん先生で、皆さんその方の動きを真似ているから、、、歩幅もめっちゃ狭く、腕も脚も上がらず中途半端・・・。
ある意味お手本通りに動いていらっしゃる(笑)。
恐らくボランティアで教えていらっしゃるでしょうし、先生ご本人も動けている(つもり)なのだと思います。
なるほどー、、、理想と現実。
先生が(口が悪いですが)ヨボヨボですと、、右も左も分からない初心者生徒は、ただ先生のマネをするので動きもヨボヨボなワケで・・・。
ビギナークラスでもあり、動けない方達も多いのでその位が丁度良いのかもしれませんね。
大会に出る訳でも競う訳でもないので問題ないですし、皆さんの目的が「太極拳を習得する」より「朝集まって運動して、仲間と楽しく過ごす」だったら目標達成です。
私も仕事を引退して、ヨガもジョギングも出来なくなったら仲間に入れてもらおうと思います。
このレベルから始めるなら・・・私でも出来そうな気がしてきました。
そんな「理想(ダイナミックに動く美しい太極拳と)と現実(ヨボヨボ)」を考えながらジョグを進めていると、ふとDavid Swenson先生が現在のヨガについて「理想と現実」を語っていた事を思い出しました。
ヨガクラスあるある (笑)
“よくヨガの先生はこう言います。「ヨガは難易度の高いアーサナが出来る事ではありません。柔軟性を競うモノでもありません」
でも、クラス中にアーサナのデモンストレーションとして選ばれるのは、いつも難易度の高いアーサナが出来る柔軟性が高い人。
先生が誇らしげに 「ほら、僕のクラスの生徒を見てごらん、スゴイだろー。こんな事出来ちゃうんだから」と言います。
クラスの様子をインスタにアップした・・・というので見て見たら、みんなチクタクとかスコーピオンをする上級者の生徒の動画ばかり。
ま、その方が事実、インスタの閲覧回数が伸びるし注目を浴びます。
おかしいですね。“
でーすーよーねー・・・(;・∀・) 100万回ぐらい同意しましたわ。
結局生徒代表として選ばれるのは、一番柔軟性が高くて運動神経が良くどんなアーサナもキレイに出来ちゃう人ですよね。
身体が全然硬くて動けないけど、呼吸が素晴らしい、とか
全然アーサナ進まず未だにプライマリーも出来ないけど、練習に対する姿勢が素晴らしい、とか
そういう人は選ばれることはありません・・・。
先生の言ってる事(ヨガはエクササイズじゃない)とやっている事(結局アーサナが出来ちゃう子がお気に入り)が違うって事か。
現実は厳しいですね(笑)
恐らくこの矛盾は埋まる事は無いのでしょうね。
華やかな上級者レベルのアーサナが出来るのは、憧れはありますし、単純にかっこよいと思っちゃいますし。
先生だってそんなアーサナが出来る生徒さんを自慢に思う気持ちも分かりますもん。
ヨガはソコじゃない、、、と分かっていても、目からの刺激には抗えません。 (;・∀・)
ただ、現実として私は代表になれるような柔軟性や運動神経がないのは明白なので、、、見方をちょっと変えています。
「華々しい代表になりたいのか?」という自分自身への問いに対しては「否」が答えなので。
常にトップランナーで居るって、辛くないですか?(負け犬の遠吠えに聞こえるかもしれませんが・・・)
もしかしたら太極拳のビギナークラスへ通う人々も同じかもしれません。「そんなシルクの衣装とか着ちゃって、模造の剣を振り回したいか?」
それよりも気持ち良い朝日を浴びて、公園で楽しく運動して“いやぁ~難しいですねぇ”なんて言い合ってワイワイしている方が楽しいかも。
現実は現実で、、、理想ではなくても、楽しいものなんじゃないか、、、と思いながら、公園を走っています・・・。