スタジオで、 たまに若い先生達ともマットを並べて練習することができます。
先生となり、 忙しい日々でも自分のプラクティスを怠らない姿勢に・・・ 勝手に自分の気合が入ります。
ほんとね、そういう先生方の練習の佇まいはすごいです。
一言で言うならば「空気」。
全くの気配の圧を感じないんですよ。
これは練習を積み重ねて、初めて纏(まと) える空気感なのでしょうね~。
私のようなペーペーのヒヨッコ・プラクティショナーは、 隣のマットの気配に気を取られる事があります。
存在感ともいうような、人の気配ね。
それは自分も同じ・・・ドッタンバッタン。
ついドリシティ外して後ろやお隣を見ちゃったりで、 視線ビームを発してしまう。
ほんと、スイマセン・・・。気が散ると思います、 私の近くの方々・・・。
視線の先の人が気配を感じて、うっすら目が合っちゃう時とか、気まずい(苦笑)。
あと、同じペースでアーサナが進んでるときとか。
左右のアーサナでお互いに顔が向き合った時なんか、 完全に意識しちゃう。
あはは。
一方、先生方の練習の佇まいって、本当に空気みたいで、 気配ゼロ。
サードシリーズなど難度なアーサナでも、 そこには静かな落ち着いた空気。
私の視線ビーム(コラっ!)すら、貫通して通り抜けちゃってる? くらいの透明人間。
マットが15cmの間隔であっても、全く存在が気にならない程、 気配を消した練習。
外側に一切の意識が向いてないんでしょうね~。 静かで柔らかい空気。
すごいですよ、まじ。
たまに私がマットから手足がはみ出るアーサナで、「は! 隣に人がいたんだわ」と気づくくらい。
・・・ そして大抵私のアーサナのスペースが自然と確保されているのは、 上級者の人たちが練習が上手いから。
ごっつあんです 笑。
そういう人と隣で練習出来る時は、 その空気感をお裾分けしてもらってる気分。
心の軸が定まった練習が出来る気がします。
やっぱり、そういうレベルの方は、 きちんと正しい方向でプラクティスを積み重ねた結果で、 一朝一夕で纏える空気感ではないんですよ。
あ~、あやかりたい、あやかりたい。
せめて、その真摯な空気の端っこに割り込んで、 肌で吸収しておきたい。(←変態)
私は難しいポーズがすんなり出来るとか、 目を見張るような体の使い方にはなれないけど・・・
そういう気配を消した透明人間みたいな練習が出来るプラクティシ ョナーになりたいな。
プライマリー・オンリーでも(笑)。
これはね、本当に肌で感じないと分からない感覚なんですよ。
私の中で今までに3人。無味無臭。
エゴがない練習って事なんだろうな~。