ヨガの小路を散歩して

アシュタンガヨガの練習日記、ヨガや旅のことなど綴っています

心と身体にスペースを

朝練習した後、仕事の効率と集中力が良いです。

ストレスも少ない。

 

練習をしなかった日、調子が上がらない。

なんとな~く心も体もリセットされない気がします。

朝ゆっくり起きて情報番組観ながら朝食を食べて、、、身体は随分と休んでいるハズなのに。

 

大きな違い (´゜д゜`)

 

練習後はハイになった爽快感とはまた違う、、、静かで平和な心と身体。

身体の中に入り込んでいたモヤモヤとしたストレスの素や怒りなどの感情が、練習中の吐く息やリズム良く動く間に外側へ排出されて・・・スペースが空いたような心地。

粉物を容器入れ替える時、一杯になりそうになったら、トントンと底を叩くとスペースが出来るような・・・アレと一緒 笑。

 

もちろん身体にもスペースが生まれます。

関節が動きやすくなってますし (*’▽’)。

睡眠中に固まっていた背骨など、練習で気持ち良く伸ばした後は整った感じがします。

肩や股関節もギシギシしていた金具に油を差した後みたい。

 

心の容器はキャパシティがあり、人それぞれ大きさや形が違います。

一杯になってしまったら、もう入らないので棘を生やして閉じこもります。

(更年期のイライラには気を付けようと思う、今日この頃です (*’▽’))

 

しかしながら一杯と思っていても、隙間に無駄な空間が沢山あります。

嫌だな~と思った感情、ムカっとした気持ち、悲しい思い・・・ずっと持っててもしょうがないもの。

それを練習によって、容器の底をトントンする要領で、その隙間を上手く潰してキャパシティに空きを作れます。

ついでにネガティブな山積物は、外側に染み出すようにツイストしたり逆さになったりして排出。

 

そうやって定期的にお掃除をしているおかげで、キャパ満杯で棘を生やす事が防げているような気がします。

(いや、棘を生やしている事に気づいてないのか? ←更年期の不安)

 

結果的に、、、さらなる平和。

 

練習中も動きの中でスペースを意識するようにしています。

身体を曲げる時も、スペースを潰すように曲げるのではなく、骨のスペースを保ったまま曲げる。

呼吸も肺を筋肉フル稼働で動かすのではなく、背中側のスペースを広げるように優しく。

 

心にもスペース、身体にもスペース。

 

スペースがなくなると、心も体も視野が狭まり硬くなります。

目の前の事が自分の全て・・・許せない事、不満な事が大きく見えちゃったり。

身体も可動域が狭まると、その分動きも鈍く緩慢。

 

最近、少しだけ自分の心の安らぎにワガママになりました。

「あいつ、いっつもズルしてるっ」キー!!!

「あの人、いい加減で信用できん」プリプリ!!

棘が生えそうになった時、

「だからって、私は一緒にズルをしない、自分の心が落ち着かないから」

「そういう人だと思って距離をおこう。相手を非難したって変わらないから」

 

相手を成敗するよりも、自分の平和を保つ事を優先。

あいつは許せないけど(←まぁ、仕方ない)、同じ土俵に立って仕返しても・・・自分の心が許せなくなるから、私はやらない。

その分のストレスは、一旦空いているキャパシティに収納して、後日アーサナで捻って逆さになって、外側に排出します。

 

これもスペースがなせる技なのですよ (*´з`)。

 

ちなみに、、、これから老化の道を辿ると、ますます何もしなければ関節は固まります・・・。

筋力も衰えて、更に肋骨周りの筋肉も硬くなり呼吸も浅くなります。

穏やかな呼吸は副交感神経(静)を優位にします。

(浅い早い呼吸は交感神経(動)を優位にします。)

 

やっぱ、穏やかな老後って、憧れるじゃないですか 笑。

その為にも身体の関節にも上手にスペースを作って、呼吸器系の筋肉も柔らかく保って・・・。

凝り固まった、文句ばっかり言う街の有名な問題ばあさん、、、なんて悪名にならないように。

 

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今のプラクティスは、30年後、40年後の豊かな老後に役立つはずです。

YES、目指すは穏やかな老後。

しなやかな身体と心。

いまからしっかりスペース作って準備しておきたいと思います。